「プロローグ」
連絡は突然であった!
その日、日頃からあまりチェックしないメールを偶然確認した。
「おーたむさん」からのメールが1件
「春合宿開催」の誘いのメールであった。
はっきり言って嬉しさの反面、私が参加してよいものかかなり迷った。
しかし、私にとって憧れのトンボ界の方々が揃うという事で、
恥ずかしさより欲望が勝ってしまった!
我が娘が、ジャニーズに興奮するように、
私も興奮した。
他人から見れば、只のおっさんの集団である。(皆さんゴメンナサイ!)
でも、私にとって皆さんはジャニーズなのである!
前夜はドキドキして眠れなかった・・・。(笑
合宿前日
23:30分
愛車ジムニーは、一路「中津」を目指し発進した!
AM4:34分
私は、中津のとある池のほとりに到着した。
当然誰もいない。
真っ暗な中付近を探索!いつもどうりの不審者的行動
収穫なし。
そうこうする内に、やがて朝日が昇った!
夜が明け、最初に到着されたのは「クロギンさん」であった。
私の、初トンボのアオモンイトトンボを同定していただいた方である。
しばらくすると、「sakuraさん」「おーたむさん」も到着
はっきり言って、ドキドキでした。
最初に観察した池は、ココ!
絶滅危惧種である、ベッコウトンボの生息地
その後も、自然写真家の「武田晋一さん」
同じく昆虫写真家の「尾園暁さん御夫妻」が到着され、
私の興奮は、最高潮です。
(その後、大分トンボの会のSさんもいらっしゃいました。)
早速、「クロギンさん」「sakuraさん」が私のために、ベッコウトンボの探し方のコツを教えつつ、
撮影個体を探してくれました。
その、探す速度の早いこと、驚きです。
「ここにいますよ!」
と、sakuraさんに指差された場所を覗き込む私!
「・・・うっ。どこ?????」
ぱっと見、ベッコウトンボを確認できず、チョットあせりました・・・が、
いました!
「ベッコウトンボ♂」
朝露が少しだけ残る、フレッシュな個体でした。
ありがとうございました。
その後、気温も上がり成熟個体も活発に活動しだしました。
警戒心旺盛です。
綺麗な、ベッコウ色のトンボも・・・無事撮影
さてココで、
sakuraさんが、「ムカシヤンマ」の産地と、
長崎県では、観測できていない「ニホンカワトンボ」の産地を案内してくれることに!
「ムカシヤンマ」は、今年はまだ観測できていないとの事
ココが合宿の意義
「生息環境の学習」である。
さてこんな感じの場所でした。
残念ながら、この日も発生は確認できませんでした。
この後、近傍の池をチェックするも、
例年、この時期観測できるトンボの発生もなく、
今年の状態を物語っているとのことでした。
さて、
足早に、次に案内していただいた場所では、
遠目でも、明らかに判る初見のトンボが確認できました!
ニホンカワトンボの産地
興奮です!
長崎のアサヒナカワトンボとは、明らかに、ビジュアルが違います。
「ニホンカワトンボ♂」
大きさも、アサヒナカワトンボより確実に大きい存在感があるトンボでした。
この個体は、右の複眼に損傷があります。
チョット残念、心残り・・・。
さて、午前中も残り時間も少なくなってきたので、
ほかの皆さんが、行かれている場所に合流することにしました。
目的は、トラフトンボ
その他にも、フタスジ・オグマ・タベサナエが発生する、
長崎では、ありえないワンダホーな池らしいです。
「フタスジサナエ♂」
♂は、私は初観測です。
ここでは、フタスジサナエの行動がなんとなくですが分かったので、
今後の探索に生かしたいと思います。
さて、その後は再びベッコウトンボの産地へ戻り合宿です。
そして、時は流れ
悲しい別れの時間が!
今日は、私が一番最初に脱落し帰宅
帰り際、妻に頼まれたお土産購入の前に、
諦めきれない「ニホンカワトンボ」を撮影リベンジ!
でも、残念!
曇ってしまい、お目当てのトンボは?
またの機会に、楽しみをとっておきます?
最後になりましたが、
食事の際も、
トンボに関する貴重なお話や、
情報をいただき最高の合宿となりました。
また、皆様がトンボを撮影するその姿・情熱に
尊敬と、今まで味わったことのない充実感を得ることが出来ました。
実は、もっとお話をしたかったんですが、積極的になれず後悔しています。
また、お会いする機会にどうかよろしくお願いします。
皆さん本当にありがとうございました。
次の合宿も是非誘ってください!
ねぎトロ
2010年 春合宿
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